#author("2023-12-19T18:13:55+09:00","default:kuran","kuran") #author("2023-12-19T18:14:19+09:00","default:kuran","kuran") [[前に戻る>RG Nano]] *開発環境の準備 [#ye4c36e4] 開発環境はWindowsだけでなくLinuxを使います。私はWindowsのwslを使用してubuntuをインストールしました。~ また、VirtualBoxにもubuntuをインストールして使っています。実機にububtuをインストールした環境でもビルドできました。~ ここではubuntuが既にインストール済みの状態から説明します。~ RGNanoの開発環境としてはFunKeyOSで動作するプログラムを作るFunKeySDK、AnbernicOSで動作するプログラムを作るMiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0があります。~ FunKeyOSとAnbernicOSどちらでも動作するようにしたい場合はopkファイルに両方のSDKで作ったプログラムを入れる必要があります。~ *開発環境のダウンロードとインストール [#t14e6c60] 以下Linux上での作業になります。~ **make [#t805e2c2] makeをインストールします。makeはFunKeySDK、MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0どちらでも使用します。~ $ sudo apt install make~ **Funkey SDK [#ed692a4a] ***ダウンロード [#q2100066] ホームにFunkey SDKをダウンロードします~ $ cd ~~ $ wget https://github.com/DrUm78/FunKey-OS/releases/download/FunKey-OS-DrUm78/FunKey-sdk-2.3.0.tar.gz 次にダウンロードしたファイルを展開します~ $ tar -zxvf FunKey-sdk-2.3.0.tar.gz~ すると「FunKey-sdk-2.3.0」ディレクトリが作成されます。~ ***FunKeySDKの設定 [#y5afd9e1] 展開しただけではFunKeySDKは使えないため使えるように設定します。~ これはLinuxを起動する度に実行する必要があります。~ 起動時に自動的に設定する事もできるとは思うのですが生憎Linuxについては詳しくないため設定方法は知りません。~ $ cd FunKey-sdk-2.3.0~ $ source FunKey-sdk-2.3.0~ #ref(FunKeySDK1.jpg,,,50%)~ FunKeySDKについて詳しくはこちらをご覧ください。~ https://doc.funkey-project.com/developer_guide/tutorials/build_system/build_program_using_sdk/ ~ **MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0 [#f6fd901c] optディレクトリにMiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0をダウンロードします~ $ cd /opt~ $ sudo wget https://github.com/MiyooCFW/toolchain/releases/download/v2.0.0/miyoo-toolchain-v2.0.0-arm-buildroot-linux-musleabi_sdk-buildroot.tar.gz 次にダウンロードしたファイルを展開します~ $ sudo tar -zxvf miyoo-toolchain-v2.0.0-arm-buildroot-linux-musleabi_sdk-buildroot.tar.gz~ $ sudo mv arm-buildroot-linux-musleabi_sdk-buildroot miyoo~ ***MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0の設定 [#tfc310bd] 展開しただけではMiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0は使えないため使えるように設定します。~ まずホームに環境設定ファイルを作ります。~ nanoで以下の内容を打ち込む。作成するのはただのテキストファイルなので必ずしもnanoを使う必要はありません。~ $ cd ~~~ $ cd ~~ $ nano env-miyoo~ CROSS_ROOT=/opt/miyoo CROSS_TRIPLE=arm-buildroot-linux-musleabi SYSROOT="${CROSS_ROOT}/${CROSS_TRIPLE}/sysroot" PATH="${CROSS_ROOT}/bin:${SYSROOT}/usr/bin:${PATH}" ARCH=arm CROSS_COMPILE="${CROSS_TRIPLE}-" nanoは「ctrl」を押しながら「o」を押すと保存、「ctrl」を押しながら「x」を押すと終了します。~ 作成した設定を以下のコマンドで反映させます。~ これはLinuxを起動する度に実行する必要があります。~ $ cd ~~~ $ cd ~~ $ source env-miyoo~ MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0について詳しくはこちらをご覧ください。~ https://github.com/MiyooCFW/toolchain/releases ~ **OpenPackageCreator [#wb3d7d4e] OpenPackageCreatorはWindows用のアプリケーションなのでWindowsにインストールします。 WindowsにOpenPackageCreatorをダウンロードして展開します。~ https://github.com/Harteex/OpenPackageCreator/releases ~ これでRGNano用のプログラムを作成できるようになりました。~ 手順としては~ (1) Linux上でプログラムをビルドする~ (2) Windowsで(1)でビルドしたプログラムをOpenPackageCreatorを使ってopkファイルに変換する~ となります。~ [[前に戻る>RG Nano]]