#author("2023-07-03T17:48:23+09:00","default:kuran","kuran")
#author("2023-12-19T18:14:19+09:00","default:kuran","kuran")
[[前に戻る>RG Nano]]

*開発環境の準備 [#ye4c36e4]
開発環境はWindowsだけでなくLinuxを使います。私はWindowsのwslを使用してubuntuをインストールしました。~
また、VirtualBoxにもubuntuをインストールして使っています。実機にububtuをインストールした環境でもビルドできました。~
ここではubuntuが既にインストール済みの状態から説明します。~

**FunKeySDKダウンロード [#t14e6c60]
まずホームにFunkey SDKをダウンロードします~
RGNanoの開発環境としてはFunKeyOSで動作するプログラムを作るFunKeySDK、AnbernicOSで動作するプログラムを作るMiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0があります。~
FunKeyOSとAnbernicOSどちらでも動作するようにしたい場合はopkファイルに両方のSDKで作ったプログラムを入れる必要があります。~

*開発環境のダウンロードとインストール [#t14e6c60]
以下Linux上での作業になります。~

**make [#t805e2c2]
makeをインストールします。makeはFunKeySDK、MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0どちらでも使用します。~

$ sudo apt install make~

**Funkey SDK [#ed692a4a]
***ダウンロード [#q2100066]
ホームにFunkey SDKをダウンロードします~

$ cd ~~
$ wget https://github.com/DrUm78/FunKey-OS/releases/download/FunKey-OS-DrUm78/FunKey-sdk-2.3.0.tar.gz

次にダウンロードしたファイルを展開します~

$ tar -zxvf FunKey-sdk-2.3.0.tar.gz~

すると「FunKey-sdk-2.3.0」ディレクトリが作成されます。~
次にmakeをインストールします。~

$ sudo apt install make~

**OpenPackageCreatorダウンロード [#wb3d7d4e]
WindowsにOpenPackageCreatorをダウンロードして展開します。~
https://github.com/Harteex/OpenPackageCreator/releases ~

*FunKeySDKの設定 [#y5afd9e1]
***FunKeySDKの設定 [#y5afd9e1]
展開しただけではFunKeySDKは使えないため使えるように設定します。~
これはLinuxを起動する度に設定する必要があります。~
これはLinuxを起動する度に実行する必要があります。~
起動時に自動的に設定する事もできるとは思うのですが生憎Linuxについては詳しくないため設定方法は知りません。~

$ cd FunKey-sdk-2.3.0~
$ source FunKey-sdk-2.3.0~

#ref(FunKeySDK1.jpg,,,50%)~

これでFunKeySDKでプログラムを作成できるようになりました。~
FunKeySDKについて詳しくはこちらをご覧ください。~
https://doc.funkey-project.com/developer_guide/tutorials/build_system/build_program_using_sdk/ ~

**MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0 [#f6fd901c]
optディレクトリにMiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0をダウンロードします~

$ cd /opt~
$ sudo wget https://github.com/MiyooCFW/toolchain/releases/download/v2.0.0/miyoo-toolchain-v2.0.0-arm-buildroot-linux-musleabi_sdk-buildroot.tar.gz

次にダウンロードしたファイルを展開します~

$ sudo tar -zxvf miyoo-toolchain-v2.0.0-arm-buildroot-linux-musleabi_sdk-buildroot.tar.gz~
$ sudo mv arm-buildroot-linux-musleabi_sdk-buildroot miyoo~

***MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0の設定 [#tfc310bd]
展開しただけではMiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0は使えないため使えるように設定します。~

まずホームに環境設定ファイルを作ります。~
nanoで以下の内容を打ち込む。作成するのはただのテキストファイルなので必ずしもnanoを使う必要はありません。~

$ cd ~~
$ nano env-miyoo~

 CROSS_ROOT=/opt/miyoo
 CROSS_TRIPLE=arm-buildroot-linux-musleabi
 SYSROOT="${CROSS_ROOT}/${CROSS_TRIPLE}/sysroot"
 PATH="${CROSS_ROOT}/bin:${SYSROOT}/usr/bin:${PATH}"
 ARCH=arm
 CROSS_COMPILE="${CROSS_TRIPLE}-"
nanoは「ctrl」を押しながら「o」を押すと保存、「ctrl」を押しながら「x」を押すと終了します。~

作成した設定を以下のコマンドで反映させます。~
これはLinuxを起動する度に実行する必要があります。~

$ cd ~~
$ source env-miyoo~

MiyooCFW Cross-Compile Toolchain v2.0.0について詳しくはこちらをご覧ください。~
https://github.com/MiyooCFW/toolchain/releases ~

**OpenPackageCreator [#wb3d7d4e]
OpenPackageCreatorはWindows用のアプリケーションなのでWindowsにインストールします。
WindowsにOpenPackageCreatorをダウンロードして展開します。~
https://github.com/Harteex/OpenPackageCreator/releases ~

これでRGNano用のプログラムを作成できるようになりました。~
手順としては~
(1) Linux上でプログラムをビルドする~
(2) Windowsで(1)でビルドしたプログラムをOpenPackageCreatorを使ってopkファイルに変換する~
となります。~

詳しくはこちらをご覧ください。~
https://doc.funkey-project.com/developer_guide/tutorials/build_system/build_program_using_sdk/ ~


[[前に戻る>RG Nano]]


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS