VSTi サンプル vstxsynth に GUI パネルを付けてみる †
vstxsynth は、VSTi、つまりシンセサイザーのサンプルプログラムです。
http://www.steinberg.net/324_1.html
から VST Audio Plug-Ins SDK 2.4 をダウンロードすると中に入ってます。
しかしこのサンプルには GUI パネルが入っていません。
なので GUI パネルをつけてみようと思います。
まず GUI 無し版をビルドしてみる †
vstsdk2.4\public.sdk\samples\vst2.x\vstxsynth
にサンプルが入っています。
それを VisualStudio.NET2003 でビルドします。
プロジェクトファイルは win.vc2003 フォルダの
vstxsynth.vcproj を使用します。
プロジェクトファイルのフォルダを移動する場合は
[プロジェクト]-[プロパティ]の「C/C++」の「追加のインクルードディレクトリ」に
「vstsdk2.4」と「vstsdk2.4/public.sdk/source/vst2.x」を追加します。
ビルドすると vstxsynth.dll が作成されます。
これで GUI 無し版のサンプルは完成。
GUI 無しの場合にプロジェクトに追加する SDK プログラム一覧 †
追加のインクルードディレクトリ | 追加するファイル |
vstsdk2.4/public.sdk/source/vst2.x | aeffeditor.h |
audioeffect.cpp |
audioeffect.h |
audioeffectx.cpp |
audioeffectx.h |
vstplugmain.cpp |
vstsdk2.4 | aeffect.h |
aeffectx.h |
vstfxstore.h |
GUI を追加してみる †
GUI の SDK は vstsdk2.4\vstgui.sf\vstgui フォルダに入っています。
プロジェクトファイルのフォルダを移動する場合は上記の GUI 無しに加えて
[プロジェクト]-[プロパティ]の「C/C++」の「追加のインクルードディレクトリ」に
「vstsdk2.4\vstgui.sf\vstgui」を追加します。
GUI は AEffGUIEditor, CControlListener クラスを public 継承して作ります。
今回は EditorClass を作りました。(editor.cpp/hpp 参照)
VstXSynth::VstXSynth に
editor = new EditorClass ( this );
を追加してビルドするとただ表示するだけの GUI が作成されます。
GUI 有りの場合にプロジェクトに追加する SDK プログラム一覧 †
追加のインクルードディレクトリ | 追加するファイル |
vstsdk2.4/vstgui.sf/vstgui | aeffguieditor.cpp |
aeffguieditor.h |
cfileselector.cpp |
cfileselector.h |
cscrollview.cpp |
cscrollview.h |
ctabview.cpp |
ctabview.h |
vstcontrols.cpp |
vstcontrols.h |
vstgui.cpp |
vstgui.h |
vstkeycode.h |
ダウンロード †
vstxsynth_gui フォルダと同じフォルダに vstsdk2.4 を置いて下さい。
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