5 インチベイカセットテープドライブ plusdeck2 についてのレポート



先日、
5 インチベイカセットテープドライブ plus deck 2 が発売されたというので早速買ってきました。 価格は秋葉原のぷらっとホームで 14,800円。 自分にとって結構でかい出費だったけどパソコンとシリアルポート(昔で言う RS-232C)で 接続して制御できるとのことなのでさっそく買ってみました。上がそのパッケージです。







それぞれ、前面、上面、後面から見たところです。 左の丸いボタン群と真ん中の三つボタンで基本的な操作ができます。 また、右側の黒い丸い部分は LED なのですが、実はボタンも兼ねていて 押すとカセットがイジェクトされます。それと、ヘッドホン端子、マイク端子、 ボリュームが前面にあります。



後面には、電源端子とコントロール用の端子があります。 コントロール用の端子は下記のように PCI の口から外に端子を出すための 金具に接続します。



接続した状態はこのようになります。



端子はライン入力、ライン出力、マイク入力、シリアルポートに接続します。黒い端子はスピーカー出力です。



ドライブは韓国製でラベルはハングル文字で書かれています。何が書いてあるのかは全く分かりません。



Windows からの操作はこの画面から行います。操作方法は説明書がよく読めなかったのでテキトーですが、書いてある記号そのままのようです。「Set」ボタンで録音ファイル形式を設定して「To file start」ボタンでテープから設定した形式のファイルに保存できます。



まず、MZ-1Z001 のテープを 44.1KHz、16 ビットの WAV ファイルに変換してみました。かなりよく波形が取れています。ラジカセなどから録音すると高音部分が無くなることが多いのですが、plusdeck2 では全く問題ないようです。



つぎに、上で作った WAV ファイルをカセットテープに録音してさらに WAV ファイルに変換してみました。このときに録音したカセットテープは MZ-2521 でそのまま読み込むことができました。しかし、私の設定のせいか少し録音レベルが下がってしまっています。コントロールパネルでサウンドカードの設定をちゃんとしたらもっと良い結果になると思います。



次に、MZ-1Z001 のテープを 128Kbps の MP3 に変換してみました。波形はかなり崩れていて高音部分(波の小さい部分)はゆがんでしまっています。これでは、テープイメージとして使うことはできなさそうです。実際このデータを MZ-2521 で読み込ませてみましたが、起動しませんでした。



次に、MZ-1Z001 のテープを 256Kbps の MP3 に変換してみました。なんともビミョーな波形になりました(笑) このデータをテープに書き戻すとなんと MZ-2521 で読み込むことができました。ただ、波形を見て分かる通り結構ノイズが出ています。実機で読み込めると言ってあまりお薦めできる状態ではありません。


PC-DR311。そろそろ引退かな・・?

以上、plus deck 2 でのテープイメージを作成してみましたが、かなり良好な結果がでました。いままでは、PC-DR311 を使っていたのですが、さすがにかなり古い物なのでいつ故障するか分からなかったのですが、これなら、plus deck 2 に移行できそうです。また、パソコンで操作してすぐに WAV ファイルを作ることができるのでかなりお手軽です。ただ、録音時の設定が少なくエミュレータでよく使われる 22.05 KHz、8 ビット、モノラルの設定を見つけることができませんでした。なので、エミュレータのイメージ作成で使うには WAV ファイルの加工ツールを使用するか、22.05 KHz、8 ビット、モノラルで録音できるソフトウェアが別途必要になります。ドライブはサウンドボードの端子に直接接続されているだけなので、前面のボタンで直接操作してライン入力を録音する方法でも大丈夫です。シリアルポート経由で操作する方法はまだ不明ですが、なんとか調べたい所です。そうするとエミュレータ本体から制御できて面白いかもしれません。(笑)

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