■はじめに MZ-1Z001またはMZ-1Z002でフロッピーディスクを扱えるように機能を拡張します。 DISK化 テープBASIC作成キットはTerraさんのブログ、Windows 実験室で公開されています。 ついでにテンキーランチャプログラムを導入してSHIFT+テンキーを押す事によってCMTとフロッピーディスクの切り替え、FD1とFD2の切り替え、ファイル一覧表示をできるようにします。 ※テンキーランチャプログラムはMicky Newさんの作ったMZ-1Z001用のテンキーランチャプログラムを勝手に改造してMZ-1Z002にも対応させたものです。 |
■用意するもの ・EmuZ-2200が起動できる環境 ・EmuZ-2200で起動できるMZ-1Z001またはMZ-1Z002のmztまたはwavファイル (私はMZ-1Z001はV1.0E、MZ-1Z002はV1.0Cで行いました) ・10keyLaunchSetUp_kai100.zip ・DISK化 テープBASIC作成キット.zip http://winwin0424terra.seesaa.net/article/497504134.html ・MZDiskExplorer2.0.2以降 |
■ダウンロード ・テンキーランチャプログラム 10keyLaunchSetUp_kai100.zipをダウンロードしてください。 ・FDD機能拡張プログラム http://winwin0424terra.seesaa.net/article/497504134.html にて公開されています。 こちらで作成キットはダウンロード出来ます。と書いてあるところに書いてたあるurlをクリックしてダウンロードボタンを押してください。 そうすると「DISK化 テープBASIC作成キット.zip」がダウンロードできます。 |
■作業概要 ・MZ-1Z001またはMZ-1Z002にテンキーランチャプログラム登録 ・FDD機能拡張プログラムでMZ-1Z001またはMZ-1Z002起動ディスク作成 |
■MZ-1Z001またはMZ-1Z002にテンキーランチャプログラム登録 (1) 「10keyLaunchSetUp_kai.zip」を展開します (2) MZ-2000/2200/2500(2000モード)で MZ-1Z001を起動してMON[CR]と入力してMZ-1Z001Mモニタを起動します。 MON * (3) MZ-1Z001の場合は展開した「10keyLaunchSetUp_kai.zip」に入っている「10KEY1Z001.mzt」をCMTにセットしてLコマンドでロードします。 MZ-1Z002の場合は「10KEY1Z002.mzt」をロードしてください。 (4) ロードが終了したらMZ-1Z001またはMZ-1Z002をCMTにセットします。 (5) Jコマンドで$F000を実行します *J J-ADR.$F000 (6) BASICテープの読み込みが終わったらHit Any Key.が表示されるのでCMTに新しいテープをセットして何かキーを押します。 EmuZ-2200の場合はメニューの「CMT」を選択して「Rec」を選び保存するwavファイルのファイル名を入力します。 既にあるwavファイルを選択するとライトプロテクトエラーになる事があるようですので新規作成すると良いと思います。 (7) 書き込みが終わるとランチャが追加されたBASICテープの完成です。 エミュレータEmuZ-2200の場合はCMTメニューからEjectメニューを選択しないとファイルの書き込みが行われないので注意してください。 これでMZ-1Z001にランチャを追加する作業は終了です。 |
■FDD機能拡張プログラムでMZ-1Z001またはMZ-1Z002起動ディスク作成 (1) DISK化 テープBASIC作成キット.zipを展開します (2) MZDiskExplorerを起動して空のD88ディスクイメージを作成します。 ディスクの種類は「MZ-2500 2DD(640KB 160トラック16セクタ)」を選択して「OK」を押して保存します。 (3) MZ-1Z001またはMZ-1Z002を起動してMON[CR]と入力してMZ-1Z001Mモニタを起動します。 (4) 1Z001 DISC GEN.wavをCMTにセットしてLコマンドでロードします。 (5) FDD機能拡張プログラムをテンキーランチャに対応するために以下のメモリを変更します。 *M M-ADR.$F34A F34A 56 20 F34B 4F 56 F34C 4C 4F F34D 2E 4C F34E 20 [Break] *M M-ADR.$F566 F566 72 73 F567 F5 [Break] *M M-ADR.$F56F F56F 46 20 F570 44 46 F571 0D 44 F572 43 0D F573 4D 20 F574 54 43 F575 0D 4D F576 CD 54 F577 29 0D F578 F5 CD F579 00 29 F57A 00 F5 F57B 00 [Break] * (6) 先ほど作成したテンキーランチャプログラムを登録したMZ-1Z001またはMZ-1Z002をCMTにセットします。 そして(2)で作成した空のD88ディスクイメージをドライブ1にセットします (5) FDD機能拡張プログラムをJコマンド$EF00で実行します (6) CMTの読み込みが終わるとドライブ1にセットしたフロッピィディスクにBASICが書き込まれ以後起動できるようになります。 起動すると使用できるメモリが減っているのがわかります。 |
■FDD機能拡張プログラムの使い方 上で作成したフロッピィディスクを起動するとBASICが起動します。 通常MZ-1Z001やMZ-1Z002でSAVEやLOADをするときはカセットテープに記録しますがこの作業を行う事でフロッピィディスクに記録できるようになります。 またモニタのLとSコマンドもフロッピィディスクに対応します。 以下の操作でランチャに登録された機能を実行できます。 SHIFTキーを押しながらテンキーの下に示したキーを押す。 [1]カセットモードに切り替える [2]フロッピィディスクモードに切り替える。ドライブ1とドライブ2が交互に設定できます。 [3]ディスク内のファイル一覧を表示する [4]40桁モードに切り替える [8]80桁モードに切り替える |